口コミだけでは危険!?信頼できる給湯器交換業者の見分け方(ホームページ編)

ネットで検索すると無数に出てくる給湯器交換業者。どこも「価格が安い!」「信頼と実績!」などを謳っていますが、なんかあやしい・・・と思いませんか。

ただでさえ怪しいネット業者。しかも給湯器交換は数十万円の出費。また、家の中にも他人が入るリフォーム工事ですので、信頼できる業者に頼みたいものです。

ネットで業者の評判を検索すると、ポジティブ口コミがあるから安心!でもそれだけを信じていいのでしょうか。

そこで今回は、問い合わせや見積もりを頼む前に、ホームページから読み取る信頼できる給湯器交換業者の見分け方をお教えします。



施工事例が豊富

まずは何と言っても実績。信頼できる業者は実績も豊富。施工事例が多いとやはり信頼ができるものです。

業者のホームページにアクセスしたら、まずは施工事例が豊富かどうかを調べましょう。

更新頻度と内容も確認

ただ、施工事例がたくさんあるから安心。かというとそうでもありません。

施工事例の中身もチェックしましょう。
施工事例の日付がない場合や、写真だけを貼り付けただけの場合は、古い素材を使いまわしている場合があります。

「いつどこで、どのような工事が、何円だったのか。」をしっかり公開している施工事例は信頼できます。

施工事例を継続的に続けるのは骨の折れる仕事。手を抜かない業者は信頼できると言えるでしょう。

価格が税込表示

その業者のホームページに記載されている価格は税込表示でしょうか。

ネット専業の給湯器交換業者の価格競争は厳しくなっています。そのためか、一円でも安く見せようと税抜き表示としている業者が多数みられます。

税抜き表示は違法ではありません。しかし、Amazonをはじめとする大手ネットショップでは税込表示が当たり前。

そんな中で、あえて税抜き表示をしている業者は、「計算が弱い消費者」をごまかそうという心理があるようにしか思えません。

工事費の料金体系が明確

ネットの業者を選ぶときに心配になるのが、ホームページの費用以外にいくらかかるのかが不明なこと。

実際にホームページに書かれている費用以外にも、追加の部品や工事費がかかることもあります。

信頼できる業者は、標準工事に含まれないオプション費用も、ホームページに掲載しています。例えば、高所作業費用・ガス管の交換費用・配管カバーなどなど。

駐車場代や出張費など、必要経費として別に請求する業者もありますが、ホームページで明確に掲載していると安心ですね。

スタッフを顔写真付きで紹介している

自社に自信を持っている会社は、ホームページにスタッフの顔と名前を掲載しています。顔と名前がオープンになっていますから、無責任な対応はそうできないはずです。

給湯器交換は比較的すぐ終わる工事とはいえリフォーム工事。問い合わせから見積もり、工事完了まで、意外と業者とのやりとりが多くあります。電話やメールの向こう側にいる人の顔と名前がわかると安心ですよね。

逆に、ホームページにスタッフの情報がない業者は、社内環境が悪い可能性があります。そのため、人の入れ替わりが激しく、スタッフ紹介のページが作れないということかもしれません。

職人紹介がない業者の工事は外注?

給湯器交換の工事は、室内に職人さんが入ることがほとんどです。知らない人が家の中に入るわけですから、事前に職人さんの顔と名前がわかるほうが良いと言えるでしょう。

また、工事を外注している業者は、ホームページに職人の紹介はないと思います。外注を使う良し悪しはありますが、外注に任せている業者は嫌という人は、ホームページの職人紹介をよく確認しましょう。

会社の規模、施工事例の数に比べ職人の数が少ない業者は、かなりの確率で外注の職人を使っているでしょう。

業者の社長はどんな人?

スタッフは顔と名前がホームページに出ているけど、会社の代表の画像が全く出て来ないという業者もあります。社長の情報は会社概要の名前だけということもあります。

会社の社長にはいろいろなタイプがあるので、訳あって顔が出せないということもあるでしょう。

アフターサービスも含めると、給湯器交換業者とは長い付き合いになります。会社の顔である社長がどんな人か、どんな想いをもっているか、ホームページから確認するようにしましょう。



口コミなどの画像にお客さんが登場している

ホームページにある口コミや前述の施工事例など、写真にお客さんが笑顔で登場している業者は信用できる可能性が高いです。

なぜなら、お客さんは満足しないと写真を撮らせてくれるはずないからです。

ホームページにお客さんの笑顔が多い業者は、価格、工事の品質、スタッフの対応とのも全て満足したお客さんが多い証拠でしょう。

施工エリアを限定している

給湯器交換は工事が終わったら終了ではありません。工事後の不具合などのメンテナンスも含めると長い業者との付き合いになります。

責任ある業者は、自社で対応できる範囲、つまり施工エリアを制限しています。万が一のときに、自社で解決できないことはやらない割り切りも、信頼できる業者の表れだと思います。

施工エリアに制限がない業者は、ほぼ間違いなく外注業者の工事となります。アフターサービスも外注業者となりますので、お金にならない仕事を外注業者が真摯に対応するのかは疑問です。

自作自演のクチコミ(ステマ)をしていない

ネットで買い物をするとき、口コミは重要な情報ですよね。給湯器交換も同じです。

ネットで検索して、事前に口コミをチェックする人が多いと思いますが、業者の「自作自演」に注意しましょう。

「給湯器交換業者おすすめランキング」のようなサイトをいくつも作って、自社をランキング上位にしている業者もあるようです。

信頼できる業者は、自作自演をしなくても、良い口コミが自然と広がります。自社に有利な情報を恣意的に流す業者が信頼できるとは言えないでしょう。

ちなみに、その業者が自作自演の口コミをしているかどうかを確認する方法があります。

Googleなどの検索サイトで「◯◯(業者名) ランキング」「◯◯(業者名) 口コミ」と検索してみてください。給湯器交換業者のランキング・口コミサイトが多数ヒットすれば、その業者は自作自演をしている可能性が高いといえるでしょう。

これらのサイトを実際に見てみると、ランキング上位の業者が一部に偏っているはずです。

運営元も確認

運営会社の信頼性もホームページで確認しておきましょう。
とくに、運営会社や代表者名などを載せていないところは気をつけましょう。

運営会社がネット上で悪い噂がある会社で、それを悟られていないために敢えて隠している可能性もあります。
広告で集客している業者は、運営会社を公開していないところが多い気がします。一度、確認してみてください。

会社名で悪徳業者がわかる?

水道業を営んでいる知人の話ですが、ぼったくりと評判の業者は名前に特徴があるみたいです。

「日本」「関東」などの地名や、「センター」「サービス」などを冠につけて、さも公共の団体がやっているように見せていいるというのです

給湯器交換業者にも当てはまるかは未確認ですが、運営会社が信頼をおける企業なのかも確認した方が良いといえるでしょう。

タレントがHPに登場しているから安心?!

給湯器交換業者に限りませんが、リフォーム会社のマスコットとしてタレントを起用しているところも少なくありません。

「有名人が宣伝しているから安心!」

果たしてそうでしょうか。

業者側に立ってみると、有名人をマスコットとして起用する理由が見えてきます。

それは、「客をいかに安心・信頼させるか」だからです。

ここまで説明した通り、施工事例やスタッフ情報を公開することは、骨の折れる仕事です。

しかし、タレントをマスコットを使うことは簡単です。お金を払えば、登場してくれるタレントはたくさんいます。

しかも、微妙に有名だったり、過去に一瞬だけブレイクしたタレントは、仕事に困っていますので、比較的マスコット起用は簡単でしょう。

過去に、ネズミ講や出資ビジネスでの詐欺事件で騙された人が、「有名人が宣伝していたので安心だと思った」と言っているのを聞いたことがあるひとも多いのではないでしょうか。

まとめ

ネットで探そうにも無数の業者がありますので、その絞り込みだけでも大変です。そのため、ホームページに掲載されている価格だけで選んでしまいそうです。

しかし、ホームページにある情報には業者の特徴が表れます。今回ご紹介したポイントを目安として、信頼できそうな業者を絞り込んでください。

そして、そのあとの見積もりやスタッフの対応・アフターサービスなど、総合的に判断して最適な業者を選んでください。